『風の谷のナウシカ』歌舞伎舞台化 – スタジオジブリ宮崎駿作品で初、映画版にはない原作全てを描く – https://t.co/XzvCTV4pqj pic.twitter.com/KAaBV01oYQ
— Fashion Press (@fashionpressnet) December 16, 2018
スタジオジブリの作品を多く手掛ける、代表的人物の宮崎駿監督が、脚本・原作も努めた日本アニメの名作「風の谷のナウシカ」が来年、12月に歌舞伎となって帰ってきます。
今回は、話題となっている「風の谷のナウシカ」の歌舞伎上演について、また原作あらすじなどを書いてみたいと思います。
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風の谷のナウシカとは?原作のあらすじ
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/4196<参照リンク先>
「火の7日間」戦争が原因で、巨大産業文明が崩壊から1000年を経て、死の森とも呼ばれる腐海の森が大地を制覇。王蟲と呼ばれる巨大な蟲たちが、人々の生活を脅かしていました。
「風の谷」はそのそばに存在している小さな国。
元々は大国でしたが、この王蟲らが消息域を拡大しつつ、腐海を荒らす人間らを攻撃する現象が繰り返され、国は幾つも小国へと分断。
そんな状況でも、海からの風が腐海の毒気から風の谷を守っていました。
そんな有毒性ある腐海の森が大地を覆い、人間が衰退を見せる世界で、トルメキアと敵対する国家連合の土鬼(ドルク)という、2大強国との戦争を巡るストーリー。
ナウシカは、風の谷の族長ジルの娘。
しかし、族長ジルは腐海の毒が原因で病に伏せっており、父の代理としてナウシカが国を治めていました。
そんな中、風の谷そばにある腐海で、避難民を乗せた輸送船が墜落。ナウシカは救助に駆け付けそこで、船に乗っていたペジテ王女ラステルと出会います。ナウシカはその時、ラステルから巨神兵を蘇らせる鍵となる”秘石”なる石を、兄に渡してほしいと託され息絶えました。
その巨神兵を奪うため、トルメキアの第四皇女クシャナが風の谷に飛来しますが、検疫を受けず強行着陸を図るクシャナを、ナウシカはとがめ、決着を付けようと戦闘するも、ユパが仲裁に入り敢えなくクシャナは風の谷を去っていきます。
やがてトルメキアは土鬼と戦争勃発。ナウシカらも出征を強いられ、クシャナ支隊に合流。
土鬼に向かう中、クシャナ支隊らの空中戦隊を、ラステルの兄のアスベルの操縦するガンシップが攻撃するも、トルメキア軍に撃ち落とされます。
乱戦の中、戦争へ向かう部隊の列を離れ、風の谷の輸送グライダーが腐海に不時着水。ナウシカはこれを回収しに腐海へと降下。そこでナウシカは、先に墜落したアスベルが蟲に襲われているところを救出。
しかし、羽蟲との接触が原因でマスクが外れてしまい、そのまま腐海下層部へと迷い込んでしまいます。これをきっかけに、腐海下層部が少しの汚れもなく、清らかな美しい大気であることを発見。そして実はこの、汚染された世界を、腐海の力が浄化しているという真実を知ることになります。
やがてはナウシカは、「森の人」なる種族に出会います。
そこでナウシカは、王蟲を始めとする蟲たちや、巨神兵や腐海の植物らが、腐海によって汚染浄化する目的に作られ、旧世界の最新技術を施した人工生命で誕生したという事実を知ります。
さらには、平穏な新人類誕生や、火の7日間戦争で絶滅の状態にある動植物など、それらの復活の狙いも意図したものだということを知ります。
そしてナウシカ自身も人工種である事実を知ることに。ナウシカらは世界の浄化が完了したら、生存出来ないということになります。
ナウシカはその後、思いがけなく巨神兵と巡り合い、アスベルから託された秘石を掲げて覚醒。
人格を持った巨神兵の名を、ナウシカはオーマと命名。
やがてナウシカは土鬼の首都に存在する、意識を持つと言われる人工生命体の”墓所”に向かいます。
そこで”墓の主”というその人格から、改造種であるナウシカらは”再調整プロセス”という計画により、生存をし続けることが出来るという事実や、戦争後の完全清浄化した争いの無い世界の理想郷などを聞かされます。
しかしナウシカはこれを反発。オーマの手によって墓の主を殺します。
その後、墓所は内部に、旧文明研究の博士たちや新人類の卵らを残したまま倒壊。
人工的に作られる計画よりも、ナウシカが選んだのは、ありのままの自然と共に生きていくことでした。
これを期に、オーマは命を落とし、ナウシカは生き残っていました。
以上、あらすじを簡単にまとめてみました。
舞台は終末世界。既存生物からかけ離れた生態系に制覇された世界を軸に描いた、ファンタジー溢れるSF作品です。
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風の谷のナウシカが歌舞伎の世界で上演!
https://www.cinematoday.jp/news/N0105553<リンク先参照>
先進科学的なファンタジー溢れる「風の谷のナウシカ」が、2019年の12月に歌舞伎の世界で上演決定。
歌舞伎の舞台化は、数多くあるスタジオジブリ作品の中では今回が初めてになりますが、個人的に歌舞伎化の話を聞いた時には、ちょっとびっくりしました。
過去には、1984年に映画化となって公開。
原作の漫画は全7巻ですが、映画化が決まった時点から原作の連載が幾度も中断。漫画が最終話を迎えたのは、映画公開時期から10年後のこと。
連載スタートの1982年から12年という長期間を経て、1994年、物語はようやく完結しました。
劇場版は、2巻までの途中を映画化したもので、結末も原作とは内容が異なります。
原作漫画が途中だった段階の映画化とは違い、新作歌舞伎では全7巻、原作のありのままの完全版を昼夜2部通しで、完全上演されるそうです。
出演は、
■ナウシカ役:尾上菊之助
■クシャナ役:中村七之助
他に、決まっている出演者は、
■尾上松也
■坂東巳之助
■尾上右近
となります。
場所は
■新橋演舞場です。
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風の谷のナウシカの歌舞伎化に、ネットから喜びと驚きの声続々
宮崎駿作品が今回初めて、歌舞伎の世界で上演されることが決まりました。
これについて、早速ツイッターには期待の声が続々。
七之様のクシャナって何のご褒美っ!!!! #風の谷のナウシカ
— 宇多川歌麿 (@uta_utao) December 12, 2018
■素晴らしい作品になる事でしょう。中村七之助さんのクシャナは絶対やばい。絶対かっこいい
■クシャナが七之助くん。ぴったり
■全7巻、歌舞伎でどう表現されるのか楽しみです。
■ナウシカ歌舞伎でやんの!?すげぇ観てみたい
と、歌舞伎上演を楽しみに待つファンの声の一方、王蟲や巨神兵、森の人などをどう物質化させるのか?といった声もあり、驚きと期待が高まっていました。
「もののけ姫の方がよかったんじゃ…」や「歌舞伎って、それ登場人物全員おっさんがやるんでしょ?」なんていった声もありますが、ナウシカと歌舞伎の衝撃的コラボレーションに、SNSは盛り上がっておりました。
また、クシャナを努める中村七之助さんの熱狂的女性ファンの歓喜の声が、溢れております。
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風の谷のナウシカが歌舞伎上演のまとめ
ナウシカを歌舞伎でどう表現するのか、私も想像つきません!今から、上演までがとても楽しみです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。