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電子書籍「集中力を高める方法 スポーツから仕事、勉強まで」全文を完全無料公開中

投稿日:2017年12月24日 更新日:

【ご挨拶】

※この記事は、私が過去に講演会

「集中力を高める方法 スポーツから仕事、勉強まで」

で私が発表した内容の全文です。

読了にはおよそ30分か~1時間位かかるものと思われます。

したがって、読むときは「読書」のつもりで

お読みいただきたいと思います。

※中途半端に読んでも、最大限の効果を発揮できません。

本気で集中していただいてこそ、意味のある内容です。

 

私、相良章智の本気コンテンツの一つです。

 

講演会参加者の20人の内19人の方に

「大満足」と答えていただいた内容ですので、

必ずや多くの方にお役に立てていただけるものと信じて、

完全無料で公開することに決めました。

 

電子書籍としてもまとめている内容ですが、

この際、このブログに来てくださった方向けに

広く役立てていただければ幸いに存じます。

 

では、ここからスタートです。

 

☆ ☆ ☆

 

Contents

今、これを読んでいる、あなたへ

 

私たちが、自分の望む結果を出すためには、

何が必要なのでしょうか?

 

技術、経験、知識、スキル、人脈…

 

数え上げれば、色々あると思います。

その中で、最も大事なものは何か?

 

その問いに、あなたなら、なんと答えるのでしょうか。

 

何が一番大事か、というのは、

人によって答えが分かれるかもしれません。

 

しかし、「誰にとっても不可欠」なものは存在します。

それは、何か。

 

その一つの答えが、この本のテーマ。

「集中力」となります。

 

なぜならば、技術、経験、知識、スキル、人脈…

そういったものは、この「集中力」があってこそ、

初めて備わるものであるからです。

 

集中力は、そのままその人の「成長速度」に直結します。

 

集中力があれば、努力における「質」「量」において、

周囲の人から抜きんでることができます。

 

➡それは単純に、「行動量が多い」ということを意味します。

 

それが、速やかな成長をもたらし、

成功を早めることは言うまでもありません。

 

したがって、成功を志したり、

結果を出そうとする人にとって、

「集中力」とは避けて通れないテーマであると言えます。

 

これから語る内容は、

①集中力の基礎知識と概論。

②いかに集中力を高めるか

という流れでお話しします。

 

それでは、話し始めようと思います。

 

これを手にしているあなたが今、

どんな生き方を描き、それを歩むとしても、

「集中力」はきっと必要になると思います。

 

そんな時、この本に刻み込んだ知識が役に立つように。

あなたの人生をあらゆる意味で豊かにしてくれることを、

心から、願っています。

 

もしもこの本があなたの背中を押すことができ、

それが、あなたの人生がきらめき始める一歩になるのなら、

私にとって、それ以上の喜びはありません。

 

※この本は、講演会「結果を出すための集中力」でお話しした内容をまとめたものです。

 

説明書……この本の「使い方」

 

普通の本は、「読む」だけで終わります。

 

でも、この本は、

あなたに「使ってもらう」ために書きました。

 

つまり、道具と同じです。

ドライバーやハンマーが使い捨てでないのと同じです。

 

使い終わったら、道具箱に入れて、

次使うときに取り出せるようにしておくと思います。

 

この本は繰り返して「使ってもらえる」ように、

「ある用途」を考えて書かれた本です。

 

ただの知識で終わってもらわないために、

あなたの思考に寄り添いながら、

実践に結び付けてもらえるように、

様々な工夫をしてあります。

 

では、どんな時に「使う」のか。

 

勉強中や、大事な仕事の息抜き、気が散りやすい時……

そんな時に「休憩」として、この本をのんびり読み返す。

 

あるいは、「やる気が出ないとき」に眺めてみる。

 

そんな中に眺めているだけで、意識のメカニズムや、

集中力のリセット方法を通じて、

あなたの集中力を高めていただくことができます。

 

「集中する」というマインドを作ってもらうことができます。

 

つまり、「作業を加速させる休憩」という、

とんでもなく効率的な休憩が取れるようになる、

というわけです。

 

この本には、こだわりがあります。

 

それは、スマホでぱっと目に入る文字サイズです。

「道具」として、どうぞ便利に使ってください。

 

集中力とは何か

 

「集中力」を辞書で引いてみます。

すると、このような文面が出てきます。

 

集中力:一つの事柄に注意を集中して物事に取り組む能力。

 

シンプルに定義するなら、その通りではあります。

 

この定義を、これからよりビジュアル的な例えを交えながら、よりかみ砕いて説明していきます。

 

そして、この集中力を理解するのに欠かせないのは、

私たちの「意識」についてです。

 

意識とはアメーバである

 

さっそくですが、こちらの絵をご覧ください。

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自我と意識、そして対象物(世界)の関係を現した図がこちらになります。

 

 

 

この図を用いて表したいことを、まとめます。

 

・意識は、自我を中心に動いている。

・意識とは不定形であり、流動的なものである。

・一つの対象物に対して、ずっと意識が固定され、

集中しているということはない。

 

この「意識」とは、常に流動しています。

外界にある様々なオブジェクト(対象物)に対して、

近づいたり離れたりします。

 

まるで、アメーバのように。

 

私たちの意識は、そのタイミングに応じて、

外界の様々な対象に向けられます。

 

一つの対象にずっと意識が行っているということは、

基本的にはありません。

ただし、例外はあります。

 

それは、「自我」です。

自我とは、

身体・五感を通じて入ってくる刺激・イメージや思考・観念といった、「これが自分である」と認識している対象物です。

 

これについて、意識は常にその範囲の中に入れていて、

常に「防衛」してチェックしています。

 

ここで、イメージしてください。

 

例えば、今あなたの頭の上から、「ガッシャーン!!!」と、ガラスの割れた大きな音が聞こえました。

 

その瞬間、あなたは、どうすると思いますか?

 

A:頭を腕で覆う

B:上を見る

C:身を固める

 

他にも、あるでしょうか。

 

実を言うと、どれを選んだかというのは問題ではありません。

ここで言いたいのは、「身の危険」を認識した時、

人は何らかの「反応」をするということです。

 

このように、意識は「自我」を防衛するために、

24時間常に、自我を包み込むような形で動いています。

 

「自我から意識は離れない」のです。

 

話を戻します。

 

自我を取り巻く、世界にある様々な対象物に対して、

この意識が、「うにょうにょ、うにょうにょ」、と、

まるでアメーバのように動き回っています。

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(……うにょうにょ……うにょうにょ……)

 

ある時は、食事に意識が行っていたり、

ある時は、考え事していたり、

ある時は、人と話すことであったり、

携帯が気になったり、パソコンが気になったり……

 

その目的に応じて、この「意識」を(無意識的にも)

制御しながら生きているのが、私たちというわけです。

 

例えば、読書している時は、こうなります。

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(これが、「集中」!)

 

このように、常にアメーバのように「うにょうにょ」

しながら、意識の枝、すなわち「注意」を

対象に向けています。

 

例えば、今のあなた。

 

この文章を読み進めているあなたの状態は、まさに、

あなたの自我から意識の枝が、この文章に伸びている状態、

ということになります。

 

そして、この文章に集中しているほどに、

周りの空間に対して、意識は行かなくなります。

逆に、この本から目をそらせば…?

 

あなたの意識は、アメーバのように、

他の対象物に対して枝を伸ばし始めます。

 

私たちは、意識の「伸ばしたり」「ひっこめたり」を、

生活の中で繰り返しながら生きているというわけです。

 

これが、自我と意識と世界の概要図になります。

 

では、本題に戻ります。

 

集中力とは、「意識をコントロールする意志力」

 

この「意識」をコントロールする能力こそが

「集中力」であると、ここで定義します。

 

そして、その「集中」には、主に三つの様式が存在します。

これは、ある対象に対して「意識」を

 

①一点集中(凝縮)すること

②拡散集中すること

③無視(選択)すること

 

この三つです。

 

では、それぞれの意味合いについて見てみましょう。

 

①一点集中(凝縮)すること…「動かない」集中力

 

これは、一番わかりやすい

「集中力」の定義であるといえます。

要するに、一点にギュッと集中し、

そこから意識を「外さない」「動かさない」ことです。

 

例えば、勉強の時。

意識が、目の前の参考書の問題から

離れない状態があるとします。

 

その意識が「○時間動かない状態」を継続する意志力。

それこそが、そのまま「一点集中力」と定義できます。

 

やり始めたら、止まらない人。

周りの音が聞こえなくなり、

話しかけられても気づかなくなるような人。

 

そういう人は、この一点集中について極めて長けた人、

ということができるでしょう。

 

一般に言う集中力の中で、最もメジャーなものです。

なので、イメージはさほど難しくないかと思います。

 

②拡散集中すること。…「気づく」集中力。

 

拡散集中というと、妙な言葉に聞こえるかもしれません。

 

拡散するのか?集中するのか?

 

一見矛盾しているようですが、今から説明しますので、

このまま読み進めてください。

 

簡単に言うと、「気を配る」という言葉がそれに当たります。

仕事でいうと、接客業やレストランのホールの仕事が

それに当たります。

 

すなわちレストランであれば、

「店内」というエリアの中にある、人や物や出来事に対してアンテナを張り、異変や状態を察知する能力。

 

 

・水が足りていないお客さんがいれば足しに行く。

・会計待ちの人がいれば、レジに駆けつける。

・メニュー表を手にしている人があれば、

オーダーを取りに行く。

 

こういった、ある空間内の出来事の異変や状況に対して

神経を張り巡らせる状態。

 

これを、注意を拡散するという意味で、拡散集中、

という言葉で呼んでいます。

 

ある空間や、エリア、人物の異変に

「気付く」「把握する」「理解する」ための能力です。

 

スポーツでいうと、コートの中の状態を把握することが

それに近いでしょう。

サッカーでいう司令塔のポジションなどに

求められる能力です。

 

また、有能な上司が、状況や部下の変化に対して

素早く察知できるのも、この能力の結果であると言えます。

 

③集中の対象を選択し、無視すること…「無視する」集中力

 

さて、これはまた難しい概念ではあります。

これについては、ほとんど知られていないように思われます。

 

しかし、今後の話を理解する上で、

最大のキーポイントともいえる要素になります。

 

この章については、今一度深呼吸し、

集中力を研ぎ澄ませて、話の続きを聞いてください。

 

3番目の集中とは「無視する」能力です。

言い方を変えると、「雑念をカットする能力」

ということが言えます。

どういうことか?

説明しましょう。

 

例えば、ここに営業職の鈴木さんという人物がいたとします。

 

自社の商品を、目の前のお客さんに必死に売り込んでいる時、お客さんのわずかな表情の変化や、しぐさに気を配りながら話を展開していきます。

 

そんな時に、お客さんの後ろに、

鈴木さんの好きな女優が歩いているのを見つけました。

さて、その時。

 

「今はこの商品を売るべき時だから、今は考えるな!」と、

その雑念をカットする能力。

 

それこそが、この「集中の対象を選択する能力」です。

そして、この選択の基準こそが、まさに「目的意識」。

「自分は今、何を目指しているのか」、

という認識であると言えます。

 

つまり、雑念を無視するには、

強い目的意識が必要になります。

 

これは、一見すると一つ目の

「動かない」集中力と似ているようですが、

 

違うのは、

「動かない」集中力は「集中すべき対象」

に向けられるものであり、

「無視する」集中力は「集中すべきでない対象」

に向けられるものである、ということです。

 

すなわち、表裏の関係です。

 

 

以上が、集中力の三つの様態、

 

「動かない」

「気づく」

「無視する」

 

の解説となります。

 

 

まとめ:

 

・意識とは不定形である。

・意識をコントロールする能力が「集中力」である。

・集中力は、「動かさない」「気づく」「無視する」の三つである。

 

 

 

コラム「今すぐ使える、集中力アップに即使える生活習慣」

 

  • 部屋を片付ける

 

五感から入ってくる刺激を極力最小化する。

気が散る要因を減らすことになる。

・耳栓を付ける

 

直接的に、聴覚刺激をカットする方法である。

アメリカではノイズ発生器というのがバカ売れしている。

耳栓はもっと手軽で早い手段。

 

  • 体温を高く保つ

 

冷たすぎる飲み物はとらないようにする。

胃の体温上昇にエネルギーが使われるのを防ぐためである。

 

  • 机の上に物を置かない(視覚情報を減らす)

 

これはすぐに始められる。

必要な本、筆記具、PC以外はデスク上に置かない。

物を減らすごとに集中力が増すことに気付くはず。

 

  • 机を、二回たたいてみる。

 

無意識のうちに外側に散らばっていく集中力を、

一度手元に戻す作用がある。

長時間で疲労する集中力をリセットして

回復させる方法である。

 

第二章 あなたの集中力を邪魔するもの

 

集中力の維持

 

ここまで、三つの集中力について。

 

一点集中

拡散集中

集中選択

 

について話しました。

 

これらは、意識をどう使いこなすか、ということと同じです。

 

「動かさない」

「気づく」

「無視する」

この三つです。

さて、今回特に強調してお伝えしたいことは

「無視する」です。

 

何を「無視する」のか。

それは、「雑念」を無視するということです。

 

とはいえ、この「ノイズ」というのは

非常に手ごわい相手です。

 

どのくらい手ごわいのか。

それを、ここであなたの身をもって、

実感していただきたいと思います。

 

では、深呼吸してください

 

ここで、あなたに一つ、

面白い体験をしていただきたいと思います。

それは、いかに雑念というものが手ごわいか、です。

これからある実験を通じて、あなたの内側の雑念と、

戦ってみていただきたいと思います。

 

「体験…?」と、

 

そう身構えなくても、文字通り一分で終わります。

 

必要なのは、タイマー、それだけです。

スマホのタイマー機能で十分です。

 

それを、「一分間」にセットしてください。

 

では、説明します。

 

これから一分間の間……「何も考えない」をしてみてください。

 

さて、タイマーの準備はOKですか?

では深呼吸してから、目をつぶりましょう。

 

では……

 

「3」

 

「2」

 

「1」

 

「はい、はじめ」

 

【実践タイム】

 

実践は大事です。

 

小学校の理科の実験と同じで、

やってみないと、わからないこともあります。

 

このページで一度、本を読む手を休めましょう。

タイマーをセットし、深呼吸。

一分だけ、ちょっとやってみましょう。

 

「何も考えない」。

 

あなたが雑念と向き合っている一分間の間、

お待ちしています。

 

終わったら、次のページへ進んでください。

 

思考回路は、自動で動く

 

さて、できたでしょうか?

 

……「できない」……ですよね?

 

もしも、あなたがそれをできたのなら、

あなたは超人的な集中力の持ち主なのでしょう。

が、そうそういないかと思います。

 

さて、この実験から理解していただきたいこと……

それは、「思考は、自分の意思と関係なく勝手に動く」

ということです。

 

なぜなら、もしも自分の思考を自分の意思で

支配しているとするなら、「止める」ことも

できるはずだからです。

 

しかし、それはできません。

これが、「思考は自動で動く」という根拠となります。

 

9秒に一匹、脳内に現れるお邪魔虫

 

ちなみに、アメリカの研究では、

人間の脳というのは一日に一万回思考するとされています。

 

だとすると、一日が24時間×60分×60秒=86400…

つまり、

9秒に一度は、何らかの「思考」をしている。

ということになります。

 

その、9秒に一度、脳内で自動生成される思考を

「無視」して、集中の対象物から「動かさない」……

 

それが、雑念をカットするということです。

 

この難しさ、おわかりでしょうか?

 

集中力における隠れたキーポイント

「無視する」というのは、ものすごく難しいものです。

 

ただ、今の作業がある程度でもできるような人は、

集中を「動かさない」ことも「気づく」ことも、

非常に高い自由度で行えるようになるというわけです。

 

ただし、それができないのはなぜか。

 

それは、

その雑念の発生源が「潜在意識」に存在するからです。

 

「劇場の話」

 

その雑念は、一体どこから現れるのか?

 

ここで、あるたとえ話をしましょう。

そのタイトルは、

「自分を思い通りにコントロールできない理由」です。

 

ここに、ある劇場があるとします。

その舞台の上には、あなたがいます。

そして、一日24時間、誰かと話していたり、

どこかに行ったり、何かを食べたりと生活しています。

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この舞台の上で上映されているものは、

あなたの日常。現実。世界です。

これが、24時間エンドレスリピートで上映されています。

(24時間ずっと上映している、あなたの「世界」)

 

その前には、「客席」があります。

そして座っているのは……100人の、「あなた」です。

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(客席に座っているのは、「あなた」が100人)

 

この客席ですが、特別な作りになっています。

「前の3人」にだけ、スポットライトが当たっています。

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(前の3人にだけ当たっているスポットライト)

 

そして、後ろには、97人が暗闇の中にいます。

 

しかし、前の3人は、この劇場の観客は、

自分たち3人だけだと思っています。

後ろに97人いる、ということには気が付いていません。

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(後ろには97人が暗闇の中……)

 

ここで、このたとえ話が何を現しているのかを、

それぞれ解説しましょう。

 

劇場……あなたの日常・現実・世界。

100人の観客……舞台を見ている、あなたの意識

前の3人……あなたが「自覚している」意識=表層意識

後の97人……あなたが「自覚していない」意識=潜在意識

 

さて。

ここであるキーワードが登場しました。

 

「潜在意識」です。

 

潜在意識、とは何か?

それは、「自分で自覚できていない意識」のことです。

 

普段、人間は日常生活を送る上で、

表層意識を動かして生活しています。

 

たとえば、

「赤信号は、わたってはダメ」

「私はあいつが嫌い」

「明日は8時から仕事だ」

「今日、買い物に行かないと」

というように、私たちが「自覚的に」思うような事柄の数々。

これに対応するのが「表層意識」です。

普段は、このように表層意識で生活しているのですが、

実はその後ろには、97%もの意識が存在しています。

この、自分ですら自覚できていない領域こそが、「潜在意識」というわけです。

 

では、話を続けます。

私たちの表層意識は、日々を送る中で、

何か目標を決意するときがあります。

例えば……ここに、学生の佐藤君がいたとします。

佐藤君は、「テストで100点取るぞ!」と、

決意したとします。

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(前の3人が、目標を持った!)

基本的に、人は、決意した時がもっとも高いモチベーションをもっています。

 

ここで、一度休憩。

モチベーションについて少し話しましょう。

 

モチベーションの3要素

 

人のモチベーションの高さを決めるのは、

下記の三つの要因があります。

 

・自律性

自分が、興味と魅力を強く感じているか。

時を忘れるほど楽しめる。無我夢中になれる。

 

・関係性

周囲との人の関係。

誰かに認められたい。嫌われたくない。人の為になりたい。

 

・有能感

自分はできる!と感じていること。

自分はできる!その能力を持っている!というイメージ。

 

 

高いモチベーションは、

この三つの要因に裏付けられているといいます。

 

この話は、今の目標を見つめてみるきっかけになります。

また、今取り組んでいる目標への、

モチベーションを高めることにも使えます。

 

話を戻します。

 

いい成績とって、いい進学するぞ!

周りの人から認められたい!

自分はできる!

さあ、やるぞ!

 

と、最初のうちは、佐藤くんもやる気満々です。

 

が、ここで、雑念というものが出てきます。

 

どこから出てくるのか?

正解は、「頭の後ろから」です。

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(後ろの97人がマイナスなことばかり言ってたら?)

 

暗闇の中に潜んでいる97人は、しっかりと、見ています。

そして、おしゃべりし続けているのです

そのおしゃべりは、ざわめきとなり、

前の3人の耳にも聞こえてきます。

 

100点を取る、と決意した佐藤君の頭の後ろから……

 

「そんなの、自分にできるわけがない……」

「めんどくさい……」

「なんでそんなことしないといけないんだろう……」

「だらけたい……」

「なまけたい……遊びたい……」

 

こんなささやきが、頭の後ろから聞こえてくるのです。

さて、こんなマイナスな言葉の中で、「前の3人」は、

モチベーションを保ち続けることができるのか?

 

その答えは、あなた自身が、

自分の胸に手を当てて考えてみてほしいと思います。

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(こうして、人は目標を失ってしまう……)

 

まず、「あー、めんどくさいなー」と、思い始める。

そして、「なんでこれやってるんだっけ?」と思う。

最後には、決意したこと自体を忘れている。

 

これが、人が挫折するまでの流れを解説したお話です。

 

97人の悪魔

 

こんな絵を、見たことはないでしょうか?

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人の両側に、天使と悪魔がいる。

天使はその人を励ましている。

悪魔はその人を誘惑して、違う方向に引っ張ろうとする。

 

一度は見たことがあるのではないかと思います。

 

あの例えは、非常に本質をついています。

ただし、一つ足りていないものがある。

正しくは、こうなります。

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天使は、わずか3人。

悪魔は、97人。

 

絵にするとこんな感じです。

残念ながら、天使が勝てるわけがないんです。

この3人と97人という比率はそのまま、

表層意識と潜在意識の割合を表しています。

 

「たった3人?」

 

と思うかもしれませんが、そう、3人なんです。

 

※現代の脳科学的には、人間の脳で活性化しているのは、せいぜいが全体の3~5%と言われてもいます。

 

目には見えないヘッドフォン

 

では、また別のたとえをしましょう。

 

ここで、両耳に両手を当ててみてください。

そこに、ヘッドフォンがあります。

 

ん?何もないじゃないか、って?

いえ、触れないだけで、ちゃんとあるんです。

 

目には見えないし、触れない、

そして外せないヘッドフォンが。

そして、「聞こえるか聞こえないか」の微妙な音量で、

24時間ずっと「声」が流れ続けています。

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何かに本気で取り組んでいるときは、

あまり聞こえてきません。

でも、ふと気を緩めた時。

心がリラックスした時。

 

心のノイズが、じわりじわりと、忍び込んできます。

24時間流れている、「声」が。

 

そして、元の自分に戻る。

 

これが、人が変われない理由。

目に見えないヘッドフォンの存在です。

 

このヘッドフォンが、

自分を変えようという新しい動きに対して、

元の自分の思考に戻そうとするのです。

 

でも、ヘッドフォンを外すことはできない。

なら、どうすればいいか?

 

その答えは、一つ。

ヘッドフォンから音楽を流している、音源を変えること。

つまり、潜在意識を変えること、です。

 

 

では、いよいよ最終章です。

 

 

 

第三章 潜在意識のカスタマイズ

 

自分の潜在意識は×コントロール→○カスタマイズ

 

世の中には、

「潜在意識をコントロールするにはどうすればいいか?」

という話をする人がいます。

 

しかし、今までの話を踏まえると、

それは不可能であることがわかります。

97%もある潜在意識を、

たかが3%の表層意識でコントロールするのは不可能です。

方法論の問題ではありません。

 

しかし、潜在意識を活用することは可能です。

 

潜在意識のメカニズムを理解したうえで、

目的達成のための潜在意識に「カスタマイズ」する

ということです。

 

成功したいなら、

成功者の潜在意識になるようにカスタマイズする。

アスリートになりたいなら、

アスリートの潜在意識になるようにカスタマイズする。

 

乗り物と一緒です。

早く走るための車、長く走るための車、乗り心地のいい車、山道を走れる車……。

 

目的地に応じて、部品を入れ替えたり、エンジンを変えたり、タイヤを変えたりして、自分の車をカスタマイズするのです。

 

その為には、「今の状態」を知ることが必要です。

 

自分の潜在意識の有する性質や傾向、

癖を把握することが必要です。

そして長所と欠点を知り、長所を伸ばして欠点を補う。

 

それを地道に重ねる必要があります。

 

では、潜在意識のカスタマイズに成功したら?

それができた時、あなたはモチベーションに困ることは

なくなっているでしょう。

 

あなたの潜在意識は、まるで、追尾誘導ミサイルのように、あなたを目的地へと連れて行ってくれます。

 

ポジティブの本質の話

 

そのカスタマイズが成功したとしたら……

もしも、潜在意識から流れてくる声が、

自分の目的達成だけになったとき、どうなるのでしょうか?

 

「肯定的思考」が生まれます。

ポジティブ、になります。

普通の人では全く追いつけないほどの努力家になります。

 

ここで、何気なく「ポジティブ」という言葉を使いました。

では、ポジティブとは何なのか?

これを掘り下げていきたいと思います。

 

これから、一流の成功者の頭の中を覗き見る話をします。

 

「ポジティブ」って、何のこと?

 

ここで一つ質問です。

 

あなたは、自分のことを「ネガティブ」だと思いますか?

 

少なくとも、私はそうでした。

今の私は、前に比べるとネガティブではなくなっています。

 

では、「ポジティブ」って一体、なんのことでしょうか?

 

私はずっと、このテーマについて頭を悩ませてきました。

 

一般論として、

ポジティブというとどんなイメージがあるでしょうか?

 

・積極的

・前向き

・失敗をバネに頑張れる人

・心が強い人

・明るい人

 

ポジティブな人、と聞いてイメージするのは、

一般的にはこんなイメージではないでしょうか。

 

しかし、私達が「ポジティブ」になるためには、

一体何が必要なのでしょうか?

 

そのために、少し考えてみてください。

 

ケーススタディ

 

一つ一つ例を取り上げながら、これはポジティブなのか?

ということを考えてみたいと思います。

 

【例①】

 

ある人が、2億円当てようと思って

宝くじを買い込み始めたとします。

 

資金は1000万円ありました。

ですが、今までの間に、ハズレを引き続けて、

残り1万円になっていたとします。

 

しかし、その人は一切希望を捨てません。

それどころか、残り一万円で当たると信じて疑いません。

 

「信じていれば、夢はかなう!」

 

と、超前向きです。

迷いなく、希望に満ちた目で、残り一万円の全てで

宝くじを買ったとしたとします。

 

そして、1000万円全て泡に変えたとします。

普通に、破産しました。

 

……さて、この人は、ポジティブなのでしょうか?

あなたなら、どう考えますか?

 

では、もう一つの例を出しましょう。

 

【例②】

 

ある人が、登山していました。

そんな時、ヤブから出てきた毒蛇に噛まれました。

額から変な汗が出てきますし、手が震えて、めまいがします。

しかし、この人はこう考えました。

 

「多分死なないよな。さっきの確か毒蛇だと思ったけど、

たぶん見間違いだろう。弱気になっちゃだめだ!頑張るぞ!」

 

そしてそのまま登山を続行しました。

山頂に至る前に、普通に死んでしまいました。

 

さて、これはポジティブと言えるのでしょうか?

 

【例③】

ある人が、スカイダイビングの為に、

飛行機で高度1000メートルの上空にまで来ました。

 ただし、パラシュートを忘れてしまいました。

 

その時、こう考えました。

 

「まあ、なんとかなるだろう。10000メートルから自由落下して無事だったっていうギネス記録もあるし。(※事実です)パラシュート取りに帰るの面倒くさいし。

ビビったら負けだ!」

 

そして、誰もが止める中で飛行機から飛び降りました。

墜落して命を落としました。

 

さて……。何がポジティブと言えるのか?

 

彼らは、ポジティブだといえると思いますか?

 

まず、先ほどの三人の例についてですが。

彼らを一言で表すと、これです。

 

「楽観的」

 

つまり、物事の負の側面を見ない。

 

「信じていれば夢はかなう」

なんて言っていても、世の中を見渡せば、

叶っていない夢なんてごまんとあるのです。

その現実や負の部分から目をそらす。

 

実はこれって、ポジティブなことではありません。

思考停止、現実逃避です。

しかし、表面的には明るくて積極的で、行動的にも見えます。

落ち込まないし、暗くなりません。

 

しかし、結果は出ません。

私がここで語る「ポジティブ」とは、

そういうものではありません。

 

ここで、私が考える「ネガティブ」と「ポジティブ」の定義を述べさせていただきます。

 

・ポジティブとは、目的達成へ集中した思考・イメージ・

行動をしている状態のことである。

 

・ネガティブとは、目的達成に矛盾する(不要な)雑念に

とらわれた状態である。

 

これが、私が提唱するポジティブとネガティブの定義です。

これから、イメージを交えてご理解頂けるように、

喩え話で説明します。

 

A君と、B君がいました。

彼らは二人とも、「テストで100点取る!」という目標を掲げて、必死で勉強しました。

 

そして一か月後、彼らのテストの点数は……

なんと、二人とも、「30点」でした

ただし、それを目にしたA君とB君の反応は違いました。

Aくんは、顎に手を当てて、そのテストの答案をじっと

見つめて、何か考えています。

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(落ち込んでいる様子はないAくん)

Bくんは、頭を抱えて落ち込んでいます。

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(この世の終わり、という表情のBくん)

 

さて。

 

彼らはそれぞれ何を考えているのでしょうか?

 

まずは、Bくんの頭のなかを覗いてみましょう。

「あれだけ勉強して30点…!?」

「勉強なんてもう嫌だ…」

「どれだけ頑張っても結果なんて出ないんだ……」

「どうせ100点取るなんて目標、無理だったんだ…」

「平均点より40点も下…こんな点数じゃ、馬鹿にされるし、親から怒られる…」

「何をやってもダメだなあ…もう諦めてしまおうか…」

 

こんなことを考えて、頭を抱えていました。

 

それに対して、Aくんはテスト問題をじっと見ながら、

こう考えていました。

 

「今回の勉強量での結果が30点…なら、

残りの70点獲得に必要な勉強量は大体○時間だ」

「となれば、勉強時間を具体的に○時間増やす必要がある」

「その為に、○時間、睡眠を削れば可能ということになる」

「今回のテストでは、ケアレスミスもあった」

「対策をどう取ればいいだろうか」

「……よし、この勉強法で、次は100点を目指そう」

「今すぐに勉強開始だ」

 

そして、Aくんは、隣で落ち込んでいるBくんに

目もくれず、参考書を開いて勉強開始しました。

 

Bくんは、同じ点数とったAくんが全く落ち込まずに

勉強している姿が不思議でなりません。

 

なので、Aくんにたずねました。

 

Bくん「あれ?30点取ったのに落ち込まないの?」

 

Aくんは答えます。

 

「落ち込んでも100点は取れないじゃないか。それよりも、今回30点とったことへの対策をするべきじゃないか?」

 

そんなAくんの姿に、Bくんは衝撃を受けました。

そして、こう考えるのでした。

 

「……Aくんって、本当にプラス思考で前向きなんだなあ!

自分も、Aくんみたいに、『失敗を成功へのステップ』って

考えるようにしていこう」

 

Bくんは、強くそう思いました。

 

***

 

はい。

この喩え話が何を表しているか、

あなたにはお分かりでしょうか?

 

もちろん、A君とB君の対比は、

ポジティブ/ネガティブの対比ということになります。

AくんとBくん、どちらがネガティブかと問われれば、

言うまでもなく、Bくんがネガティブです。

 

そして、このAくんこそが、「ポジティブな人」です。

 

つまり、30点という結果に対して

何も否定的に捉えていませんし、感情の動きはありません。

 

ただ、目的を達成することのみに完全に集中しています。

A君の考えることは、たった一つだけ。

 

目的達成出来ていない → どうすればいいか

 

それだけのシンプルな思考回路。

感情の動きは、そこにはない。

 

それこそポジティブの本質だということです。

 

やるべきことをやる。

ただそれだけに集中しているということ。

 

目的意識に集中した、思考・言動・行動が

できている状態のことです。

 

対して、ネガティブな思考回路とは、「無駄な思考」です。

心の乱れ、不安定さといってもいいでしょう。

 

それが思考の無駄を生み、動きを停滞させることになります。

 

例えばB君の考えたような、

 

「あれだけ勉強して30点…!?」

「勉強なんて嫌だ…」

「どうせ100点取るなんて目標、無理だったんだ…!」

「平均点より40点も下…こんな点数じゃ、馬鹿にされるし、親から怒られる…」

「何をやってもダメだなあ…もう諦めてしまおうか…」

 

といった思考。

 

これは、「100点を取る」ということを目的とした場合、

完全に、「無駄」にしかなりません。

 

これが、「ネガティブ」ということです。

 

じゃあ、私達が、

「前向きな考え方」「ポジティブシンキング」「プラス思考」

を身に付けるにはどうすればいいでしょうか?

 

※これから私のお伝えする事実は、

場合によってはショックかも知れません。

 

それでも、この本質を理解した時、あなたはほんとうの意味でポジティブになれるチャンスを得たことになりますので、注意して読み進めてください。

 

答えを言いましょう。

 

世間で溢れる、こんな言葉…

「前向きな考え方」「ポジティブシンキング」「プラス思考」

 

……そんなものは、存在しません。

全部錯覚です。

 

その理由は、これからお伝えします。

 

先ほどの例え話の中で、Bくんは一つ間違いを犯しました。

 

それは、Bくんの最後の言葉、

 

「自分も、Aくんみたいに、『失敗を成功へのステップ』

って考えるようにしていこう」

 

というものです。

 

これのどこが間違いなのでしょうか?

 

それは……

Aくんは、『失敗を成功へのステップ』なんてことは

考えていない、ということです。

 

A君の頭の中にあるのはただひとつ。

 

「100点を取る」すなわち、「目的を達成する」

 

それだけです。

それ以上でも、それ以下でもありません。

 

あらゆる状況を、

目的達成の過程にすぎないと見なしています。

「どうすれば目的を達成できるか?」

それだけに、心と行動が集中しています。

 

だけど、ネガティブなB君からA君を見たら、

A君が『失敗を成功へのステップ』と思い込んで

やせ我慢して頑張っているようにしか見えません。

 

その実、A君は30点に対してビクともしていない、

それが正体です。

 

実際に、A君が100点を取れるかどうか、

それはわかりません。

 

が、A君とB君、点数が上がっていくのはどちらなのか?

 

 

3か月後は?

1年後は?

 

それを考えたら、答えはおのずとわかると思います。

やるべきことに集中している方が、当然達成は早いです。

 

仕事においても、人間関係においても。

何事においても、それが言えます。

 

私達がポジティブになるには?

私達がポジティブになることは、不可能ではありません。

 

しかし、結局のところ、この世には、「ネガティブな人」と「ポジティブな人」が居るわけではありません。

 

「ネガティブな人」と、

「ネガティブじゃない人」がいるだけ。

 

まどろっこしい言い方になりましたが、つまり、

私達がポジティブになりたかったら、

『ネガティブな雑念を取り除けばいい』のです。

 

あなたが、何かを決意し物事に取り組む時。

 

ネガティブな雑念が一つも出ず、

完全にその目的達成に集中できた時。

それが、あなたがポジティブになれた瞬間です。

 

そんなあなたの姿は、まわりの人にとって、

心が強く、前向きで、落ち込まず、打たれ強く、積極的で、充実し、輝いた姿に見えているはずです。

 

しかしその時、当のあなたは、

ただ目的達成することに集中しているだけなのです。

 

 

さて、こんな話になると、

あなたの中には一つ疑問が生まれるのが自然だと思います。

 

「結局、どうやって雑念を取り除けばいいんだろう?」

 

そして、これから語るのが、

潜在意識をカスタマイズする方法、です。

 

ここでもう一度まとめます。

 

ネガティブさを生む雑念を取り除いた時、あなたは自動的に目的に集中できるようになり、ポジティブになれる。

それが、ポジティブの正体です。

 

 

 

 

 

自分の潜在意識を変えるためには

 

潜在意識を変える。

すると、何が変わるのか。

 

自分の行動や習慣が、「継続的に」変わります。

無意識から出てくる、思考や言葉や行動、ふるまい方、

それらが意識しなくても変わります。

 

身をもって体験した私が言います。

今までとは、出てくる発想が「別次元」のものになります。

 

そのためには、「順番」が大切です。

潜在意識が変わる順番が存在します。

自分を変えるには、その順番どおりにやることです。

 

これから、徹底的に大事なことを言います。

手に油性マジックをイメージしてください。

そして、今から言うことを脳みそに、直接、クッキリと、

書き込んでください。

 

いいですか?

 

 

 

 

 

では、言います。

心の準備ができたら、次のページに進んでください。

 

 

 

 

 

 

 

潜在意識が変わる順番。

 

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超シンプルです。

 

だからこそ、これ以上も、これ以下もありません。

 

これだけです。

とはいっても、この順番、大したことではないんです。

 

フォークとスプーンしか使えない子供が、

箸を使うようになり始めるのもこの順番。

三輪車に乗っていた子供が、

補助輪付きの自転車に乗り始めて、

やがては補助輪を外して乗るのもこの順番。

 

この流れをたどって得た「変化」は、「継続的に」

その人の行動に影響を与え続けることになります。

つまり、一時的に「行動」を変えるのではなく、

「習性」というレベルで人を変えるための順番です。

 

では、ものすごく身近な例を説明してみましょう。

 

ここに、ドーナツ大好きな花子さんがいます。

OLの花子さんは、一週間に一度、近所の行きつけの

ドーナツ屋「ミス・ドーナツ」に通っていたとします。

 

そんな花子さんの、ある帰り道。

「ミス・ドーナツ」に寄ろうと思っていた花子さんの目に、こんな看板が飛び込んできます。

 

①知る(見つける)

 

これを見た花子さんはどうするでしょうか。

 

花子さんが「ミス・ドーナツ」を気に入っていれば、

「これだけ」では、「ハッピードーナツ」には行こうとは

思わないかもしれません。

 

②繰り返し学ぶ

 

ですが、この後花子さんは、いろいろな場所で

「ハッピードーナツ」の看板を見かけたとします。

 

「ハッピードーナツ」がいい、というデータを繰り返し

目にしたとします。

 

花子さんが、「ミス・ドーナツが良い!」と思ってるのと

同じくらい、「ハッピードーナツが良いらしい」という

データが入ってきた段階で、花子さんは考え始めます。

 

③考える

 

「ミス・ドーナツ」と「ハッピードーナツ」

どっちがいいのか?

値段は?場所は?人気は?評判は?味は?メニューは?

と。

 

そして、考えた結果、花子さんは思いました。

「そんなにいいなら、一回行ってみようかな」と。

 

④行動する

 

そして、花子さんはハッピードーナツに行きました。

宣伝していた通り、安いドーナツを買って、

しかもそれが美味しかったとします。

ミス・ドーナツよりも。

 

すると、あとは簡単です。

 

⑤修正する

 

花子さんが、ドーナツを食べに毎週通うのは、

「ハッピードーナツ」になります。

 

……さて。

 

これはよくある話でしたが、現代のマーケティングと

呼ばれる集客技術は、この潜在意識のメカニズムを把握したうえで行われています。

それにより、私たちは行動を促され、商品を買ったり、

行動に駆り立てられています。

 

つまり、このメカニズムが「人の行動を変える」

ということは、ここで「すでに実証されている」

ということです。

町中にあふれるコマーシャルや宣伝は、

全てこの原則に基づいています。

なら、それを利用して自分を変えることだって、

できるのではないか?

 

その答えは当然、YESです。

 

ここに、「めんどくさがり」の太郎君がいます

 

ここに大学生の太郎君がいました。

集中力がない太郎君は、「めんどくさい」が口癖でした。

 

ある時、太郎君に大学の課題が四つ出されました。

 

太郎君の実力は、

その課題を一時間で片付けることができたとします。

でも、太郎君は課題を机の上において、向かい合っても

「めんどくさい……」という思いが強く、なかなか

手を付けようとしませんでした。

 

ニュースを見たり、漫画を見たり……。

 

太郎君は、「めんどくさがる」ことを「楽だ」と

思っていたのです。

 

3時間にわたり、さんざんめんどくさがった太郎君は、

ようやく課題を始めました。

「やるか……」

そして、1時間で終わらせました。

 

まとめると、課題を4時間で終わらせた、

ということになります。

 

そんな太郎君に、次郎教授はこういいました。

 

「いやいや、太郎君?めんどくさがっても、

やらないといけないことは終わらないし、結局、『楽』

できていないよね。めんどくさがっても『無駄』なだけだよ」

 

太郎君は、確かにその通りかもしれない、と思いました。

こうして、新しいことを「知る」ことになりました。

 

でも、もともと、超めんどくさがりの太郎君、

なかなかさぼり癖は抜けません。

でも、次郎教授は、課題のたびに「めんどくさいは『無駄』だよ」と、まるで口うるさい母親のように、おせっかいに

言い続けたとします。

 

太郎君は、言われるたびに、「そうかもなあ」と思います。

そして、ある時、考え始めました。

 

「確かに次郎教授の言う通り、めんどくさがってもやらないといけないことは終わらない……。めんどくさがっても、

楽はできないんだな」

 

そう思った太郎君のもとに、また課題が4つ出されました。

机の上において、課題を見つめながら、太郎君は考えました。

「めんどくさい、は『無駄』。今回は、すぐにやってみよう」

 

【結果】

太郎君は、4つの課題を、1時間で終わらせました。

 

そして、太郎君は気づいたのです。

一つ考え方を変えただけで、課題を気にせず好きなことが

できる自由な時間が、3時間も、生まれたことに。

 

太郎君の得られたものは、はかり知れません。

 

同じ作業量にかかっていた時間が、

4時間から1時間になった。

これは、太郎君の能力がそのまま「4倍」になったことを

意味します。

 

たとえば、その3時間で「他の課題」をし始めたとしたら?

 

太郎君は、4個×4時間=「16個」の課題を

終わらせることができます。

そして例えば、その作業量が、次郎教授や周りの大学生に

認められたとします。

 

「太郎君、あいつは実はすごい奴だった……!」

 

太郎君は、いい気分です。

この時、太郎君は知ります。

 

「めんどくさい」とは「無駄」だったと。

 

そして、太郎君はこのときの「成功体験」をもとに、

めんどくさがらないエネルギッシュな人になりました。

 

 

 

これが、潜在意識の「カスタマイズ」です

 

自分の長所と短所を知ること。

 

自分に利益をもたらすか、もたらさないかを考えること。

そして、利益にならない考え方を、五つのプロセスに

則って変えていくこと。

 

これをすればするほどに、その人は「変われます」。

 

それを「成長」と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか。

これが、人が変わるための方法です。

土台から、一つ一つしっかりやっていく必要があります。

 

この順番を押さえて取り組まないと、うまくいきません。

 

本をちょっと読んだだけで、「知る」だけでは終わっては、変わりません。

「学ぶ」つまり、反復することが大事になります。

 

自分の力だけで変えよう!と思って、「考える」から

いきなり始めても、そもそも今までの自分を超えるような

発想はなかなか出てきません。

なので、結局「変われない」ことになります。

 

土台がないのに、いきなり「行動する」から始めても、

一時的な「思いつき」で終わってしまって、続きません。

 

だからこそ、この順番。何度でも言います。

(それこそ、繰り返して見てもらうために)

 

この順番が大事なのです。

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(ここからどう、考えるかは、あなた次第です)

 

 

 

 

 

 

 

……さて、そろそろ語ることも終わりに近づいてきました。

 

長い話でしたが、最後に一気におさらいしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おさらい

 

☑意識は不定形なアメーバのように変化している。

それを使いこなすのが「集中力」である。

 

☑「集中力」には三つある。

①動かさない ②気づく ③無視する

 

☑集中力を妨げるのは、「雑念」である。

 

☑「雑念」は、97%の「潜在意識」から生まれる。

 

☑「潜在意識」は「カスタマイズ」できる。

 

☑そのカスタマイズは、五個の順番を守ることである。

 

 

 

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順番を守ることで、自分を「変える」ことができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは、変われた。

 

あなたも、変われる。

 

あなた自身を、信じてください。

 

 

 

 

 

 

 

おわりに Letter To:me&you

 

ここまで、お疲れさまでした。

集中力については、すっかり語りつくした思いです。

 

最後に。

この本を読み終えようとしているあなたの背中を、

少しだけ押せたなら……と、そんな願いを込めて、

私の話をします。

 

「自分なんて、変われない」。

私はずっと、そう思い込んで生きてきた人間です。

 

能力がないのも、性格が暗いのも、友達がいないのも。

自分の中に、誇れるものなんて何一つありませんでした。

 

夢を描いても、自信がなくて、空しくて。

一生懸命生きている人の輝きに憧れて、羨ましくって

たまらなくて。

 

その度、思いついたようにあがいてみる。

何かを始めてみる。

でも、嫌になって、何も続けられなくなる。

 

自分は、一生このままだと思って生きていました。

はずれくじを引いたのだと、思いました。

 

どうしてこんな自分のまま、

生きていかなきゃいけないんだろうって思っていました。

 

人生そのものが罰ゲームみたいなものでした。

 

でも、何を満たせば「幸せ」になるんだろう。

何を手に入れれば、この飢えと渇きは終わるんだろう。

 

それすらもわかりませんでした。

 

別に、家庭の不和もない。

学校にも行かせてもらってる。

衣食住の不自由もない。

 

にもかかわらず、幸せになれないのか?

じゃあ、どうしろっていうんだ?

 

考えても見つかりません。考えたくもなくなりました。

しかし、脳は考えるのを諦めようとしませんでした。

 

見つかりも、しないのに。

学校にも、公園にも、神社にも、海にも、山にも。

心の穴を埋めてくれるものは、どこにも、ありませんでした。

 

 

生まれてこなきゃよかったのに、なんて、

あの頃、何万回思ったかわかりません。

 

押しつぶされそうな自己否定と卑屈の渦。

叫んでも何も変わらず、

祈っても何も変わらず、

ただ、時間の流れが脳を動かし、

自己否定と苦しみばかりを生み出す。

 

「生まれるなら、脳のない何かになりたかった」

 

それが私の考えていたことでした。

考えれば、考えるほどに、苦しくなってしまうからです。

 

こんな「自分」だから苦しいんだ。

 

そう言いながら、全部自己嫌悪にすり替えて、

自分を傷つけながら癒されたふりをして、生きていました。

 

自己嫌悪などと言いつつも、結局、我が身かわいいのです。

そして、そんな生き汚さもまた、自分で大嫌いでした。

 

私は、そういう人間でした。

 

 

 

 

そんな、「人の皮をかぶった劣等感」のような人間が、

現在、こんな本を書いています。

 

 

 

 

かつて集中力が続かず、何も生み出せなかった私が。

様々な挑戦を始めました。

 

 

 

 

3日で書き上げた、2万文字の大学の卒論。

それが、最高評価を得ました。

 

 

 

一日一食、あるいは、平気で断食して仕事に打ち込めます。

 

睡眠時間も、一日3時間あれば動けます。

 

小説を書きました。300人以上のファンが出来ました。

ギターも弾けます。格闘技もしました。絵も描けます。

歌も歌えます。プログラミングもできます。

アプリも作れます。ホームページも作れます。

人に、哲学のプレゼンを始めたら、国立大学の学生さんたちから「うちで話をしてださい」と呼ばれました。

 

なんで挑戦できるようになったか?

 

あたりまえのことをしました。

「やりたい」と思ったことに対して「集中した」。

ただそれだけ、しました。

 

それができるようになったから、全てが変わりました。

 

なぜできるようになったか?

 

ネガティブな自分と、全力で論争して、勝ち始めたからです。

潜在意識を変える、五つのプロセスを使って。

 

潜在意識は、コントロールするものではありません。

「カスタマイズ」するものなのです。

 

 

社会人になって入社したら、

新卒社員の中でも最高評価を得ました。

その仕事もやめて、今は自分がやりたいと心から思い、

誇れる仕事に対して、全力を尽くしています。

 

別人の話ではありません。

同じ名前、同じ顔した、同一人物の話です。

 

まるで、脱皮していくように、心を分厚く覆っていた

苦しみが一つ一つと消えていき、

出来なかったことができるようになっていきました。

 

そして、ある時から、信じがたいことが起こり始めました。

相手の目を見て、じっと心を澄ませていると、

相手の心の声が少しずつ聞こえてくるようになりました。

私が、カウンセラー活動を始めて4年目のことでした。

 

「エスパーですか?」

って言われるようになりました。

相手が言ってもいないことを、

私が言い当ててしまうからです。

 

やがて、相手の体のどこに痛みがあるか、というのも、

会うだけでわかるようになりました。

 

なぜかって?

私の体の同じ場所も痛むからです。

 

だから、

私が「ここ、痛くありませんか?」って聞くと、

「そうです」って、驚かれるようになりました。

 

私と出会って初対面の人が、話しているうちに、

涙を流したりする、そんなことが頻繁に起こり始めました。

 

それは、私があることに気付いたからです。

人って、何気ない顔しながら、みんな精一杯生きているんだ。

ってことです。

 

辛いのは、私だけじゃないんだ。

ってことです。

 

あたりまえのことなんです。

でも、あたりまえのことに気付けるようになった。

だから、わかるようになりました。

 

私は、この人に何ができるんだろう。

 

そう思えるようになった頃から、周りの人から「変わったね」って言われるようになりました。

 

人の気持ちがわかること。

 

それは、かつて独りぼっちだった私が、本当に欲しかったものでした。

 

 

タイムマシンに乗って、今の私から数年前の私に、

言いたいことがあります。

 

人は、変われるんだ、ってこと。

 

出来なかったことも、絶対できるようになるんだ、ってこと。

諦めずに探していれば、いつか、

自分を変わるチャンスは来るんだっていう事。

 

まだ、死ななくていいぞ、って。

諦めなくていいぞ、って。

 

お前が辛かった経験も何もかも、全部無駄にはならないぞ、って。

それは、誰かを幸せにする、そんな人生の大切なピース

だったんだ、って。

 

そう、伝えたいです。

そんなメッセージを添えて、この本をプレゼントしたいと

思います。

 

また、私と同じように、

なりたい自分になりたくてあがく、

この世の中で精一杯生きているあなたに、

この本を受け取ってもらえて良かったと思います。

 

でも私なんて、まだまだだと思っています。

今も、私は毎日、悩み苦しみながら精一杯頑張ってます。

もしも私が「今、幸せですか?」と聞かれたら。

 

その問いに対して、私は、「まだまだ途中です」と答えます。

 

でも、これから進んでいくべき道は、私の前に

はっきりと続いています。

それは幸せなことだと、胸を張って言えます。

 

 

それは、私が知っているからです。

 

 

全ては、意識から生まれるということ。

その意識を使いこなすのが、集中力であるということ。

 

最後に、もう一度、言います。

潜在意識を変えるには、たったの五つの順序を守ること。

 

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この五つ。

 

人を変えるのは、「情報」ではありません。

でも「情報」は、キッカケにはなる。

 

「情報」から始まる「行動」

「行動」から生まれる「結果」

 

それこそが、潜在意識に刻み込まれ、人を進化させます。

 

理想の未来と、今のあなた。

その二つをつなぐ架け橋になれたなら。

そんな思いから、この本は生まれました。

 

この世に何かを残したいあなたへ。

描いた夢を、きれいごとで終わらせたくないあなたへ。

生まれた意味を果たしたいあなたへ。

誰かのためになりたいと思うあなたへ。

この世界の何かを変えたいと願うあなたへ。

何か、本当に大切なものを守り抜きたいあなたへ。

 

私みたいな、あなたへ。

 

また、読まれることを待っています。

 

そしてまた、別の場所で、また新しい私になって、

あなたと話せる機会をお待ちしています。

 

 

 

 

 

では、また会える日まで。

精一杯、頑張ってください。

 

-心理学・哲学, 雑学・読み物

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